本の紹介
話題となっている「ケーキの切れない非行少年たち」を読んでみました。 この本を読むに当たっての目的は ・漢字を誤って視写する子や計算の仕方が覚えられない子は、見たものや聞いたことをどう捉えているのか、感じているのかを知りたい というものでした。い…
流浪の月 凪良ゆう 2020年本屋大賞ノミネート作品 愛ではない。けどそばにいたい。 互いに惹かれ合う家内更紗(かないさらさ)と佐伯文(さえきふみ)。 足りないところを埋め合っていく、そんな特別な関係。 一度、望まぬ別れを経験した男女。 再会すべきで…
ルビンの壺が割れた 宿野かほる ネタバレ厳禁!! 結末は絶対に誰にも言ってはいけない。 twitter.com 上記がご紹介させていただきますのは、話題の問題作。 あるきっかけから、ネット上で再会を果たす男女。 SNSを通じてメッセージのやり取りが始まる。 驚…
むかしむかしあるところに、死体がありました。 青柳碧人 2020年本屋大賞ノミネート作品 【一寸法師】→【一寸法師の不在証明】 【花咲か爺さん】→【花咲か死者伝言】 【つるの恩返し】→【つるの倒叙がえし】 【浦島太郎】→【密室龍宮城】 【桃太郎】→【絶海…
線は、僕を描く 砥上裕將 2020年本屋大賞ノミネート作品 両親を交通事故で亡くした、大学生の青山霜介(あおやまそうすけ)。 孤独の中、水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだこざん)と出会う。 篠田湖山の内弟子として水墨画に触れていくことで、自分の生き方と…
仮面病棟 知念実希人 驚異のベストセラー 衝撃の映画化! 2020年3月6日(金)公開 週に一度ほどの療養型病院での当直のアルバイト。 その日たまたま先輩の当直を代わった 速水秀悟(はやみずしゅうご)。 いつもは待機ばかりの暇な「寝当直」のはずが、恐ろ…
「いじめをなくそう!」「いじめはいけない!」 と聞き続けて、何十年。 いつまで経ってもなくならない。 むしろ、 インターネットやSNSの爆発的な広がりにより、 いじめの形態は複雑に、そして、陰湿になってきている。 私の友人の中学校教員も、今年度受け…
本書は学び方の根幹の書籍である。 ということを確信を持っていえる本である。 いわゆる「学校の勉強」のことではなく、 人生においていかに「学習していくか」が386ページに凝縮されている。 人間生まれてきたら、誰しもがこの言葉を聞いているだろう。 「…
夏物語 川上未映子 2020年本屋大賞ノミネート作品 芥川賞を受賞した【乳と卵】の集大成となる作品です。 「自分の子供に会いたい」 38歳、パートナーなしの独身。大阪から上京し小説家としてデビューした夏子。 子供に会いたいという思いが芽生え、精子提供…
ノースライト 横山秀夫 2020年本屋大賞ノミネート作品 「あなた自身が住みたい家を建ててください」 一級建築士の青瀬稔(あおせみのる)は、とある夫婦、吉野陶太(よしのとうた)と吉野香里江(よしのかりえ)から設計を依頼される。 北からの柔らかい光、…
「私は何のために生きているんだろう」 「私は何のために教師をしているんだろう」 その答えが知りたくて 目に止まったこの2冊の本を手に取りました。 読む前に自分がこの本を読むことで 何を知りたいのか。 読み終わった時に答えを見つけられるように 「読む前の…
Contents 困ったを安心へ 授業行為 読む 書く 豊かな対話・話し合いの授業 聞く 話す 話し合う 困ったを安心へ 教室で過ごしていると、毎日のように「困った」ことが起こる。それが教室であり、一つ一つに対して、教師がどのように対応するのかを子どもは見…
店長がバカすぎて 早見和真 2020年本屋大賞ノミネート作品 吉祥寺にある武蔵野書店本店に勤める谷原京子(たにはらきょうこ)、28歳、独身。 谷原京子は、山本猛(やまもとたける)という名前ばかり勇ましい店長にいつも苛立たされていた。 「バカ」な店長に…
2020年本屋大賞ノミネート作品 第162回直木三十五賞受賞作品 第22回大藪春彦賞候補作品 「滅びゆく民」と言われたアイヌ民族。 それでもアイヌとして生き、やりとげなければならないことがある。 北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。 現代からは想…
「全部やろうはバカやろう!」 衝撃的で超ショックな一言でした。 なぜなら私が「全部やろう人間」だったから。 小学校教員初任者の私です。 毎日遅くまで働き、定時で帰られる先生を横目に「どうしてそんなに早く終わるんだぁ~」という思いをしています。笑 …
medium霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 2020年本屋大賞ノミネート作品 2020年「このミステリーがすごい!」1位 2020年「本格ミステリ・ベスト10」1位 2019年「2019年ベストブック」(Apple Books 2019ベストミステリー) ミステリーにおける様々な賞を三冠獲得し…
今いる世界は。見えているものは。触れているものは。そして自分自身は。 本当に「本物」か? 京都を舞台にしたストーリー。 疾走感あふれる場面展開の中に溢れる、色彩鮮やかな舞台。 文庫本のページをめくる度に、 いろんな色が頭の中に浮かんでくる。 「…
「マインドフルネス」の言葉は聞いたことがあった。 そして、マインドフルネスを実践している身であったが、 「ヒマラヤ大聖者」の とは、どのようなものなのか。興味をそそられる。 今の人生を豊かにする答えは、自分の外側にあるのか。内側にあるのか。 こ…
ライオンのおやつ 小川糸 2020年本屋大賞ノミネート作品 「あなたは人生の最後に食べたいおやつは、なんですか?」 33歳という若さで余命宣告される雫。 瀬戸内のホスピス「ライオンの家」で最期の日々を過ごすことに。 毎週日曜日はおやつの時間があり、入…
睡眠不足は、大量の酒やマリファナを摂取した状態と同等の影響を学業の成績に及ぼすことが明らかになった。 衝撃の一文だった。 睡眠不足が体に良くないことはわかっていたが、こんなになんだ!と。 熟睡を確実にもたらす魔法の方程式に近づける重要な要素は…
2020年本屋大賞ノミネート作品 ムゲンとは。iとは。 眠りから醒めない謎の病気「特発性嗜眠症候群」通称イレス。 霊能力の力を使っての救済「マブイグミ」で患者を助け出していく愛衣。 その救済の先に恐るべし真実が明らかになっていく。 壮大すぎるファン…
実行力!! いまの日本の若者が足りていないと言われるものだ。 逆に考えれば、身につけている人が少ないということだから… 身につけられれば、大きな「価値」になる。 第1章のテーマが、 「まずは、人を動かす」 一番苦手なテーマだ。コミュニケーションを…
最近の流行語として、自己肯定感という言葉が広がってきた。 日本の子どもの自己肯定感が低いことが話題になった。 そこから、子どもだけではなく、大人の自己肯定感も低いという事が言われてきている。精神的にしんどい思いをされている人は、この自己肯定…